出産後に骨盤矯正を行うベストタイミングとしては、産後2ヵ月から6ヵ月の間だとされています。その理由は赤ちゃんを産むときに開ききった骨盤は、大体3~4ヵ月、遅くとも6ヵ月までに少しずつ元の状態に縮んでいくと言われているからです。この時期に骨盤が正しい位置に戻るように矯正すると、出産前よりも美しく健康的な姿勢になることも十分可能です。骨盤矯正は産後出来るだけ早く始めた方が良いかというと、そんなことはありません。産後1ヵ月程度は、骨盤の骨を結合している靭帯が緩んでいる状態であるため、矯正ベルトやガードルなどで骨盤の周りを締めてしまうと、本来骨盤の中に収まっていないといけない腸や子宮、膀胱などが押し上げられてしまいます。そして、尿漏れや子宮脱といった症状が起きてしまうリスクが高くなるので、産後1ヵ月検診で特に母体に異常がないことが分かったくらいからベルトを使用し始めるのがいいでしょう。

産後におすすめの4つの骨盤矯正エクササイズ

産後の骨盤矯正エクササイズの方法としておすすめなのが次の4つです。1つ目は骨盤回しです。足を肩幅に開いた状態で、腰に手を当てて上半身と足を動かさないように腰を回す方法です。2つ目が骨盤ウォークです。座った状態で足と背筋をまっすぐに伸ばし、胸の前で手を交差します。その状態で骨盤で歩くというイメージで左右のお尻で10歩前進します。そして同じように後ろに10歩下がります。3つ目は前後屈です。両足を肩幅に開き、腰から曲げるようにして前屈します。それからゆっくりと元に戻り、手を腰に当てて後ろにゆっくりと倒れます。4つ目は骨盤つき出し運動です。仰向けに寝転んで、手を両脇につけます。そして膝を立てて骨盤をつき上げます。その状態をそのまま大体1分程度維持し、ゆっくりと背中と骨盤をつけるようにします。これら4つのエクササイズを産後1ヵ月が過ぎたくらいから続けるようにするのがおすすめです。

日常生活の中での骨盤矯正のポイント

骨盤矯正は矯正ベルトの使用やエクササイズをすること以外にも、次のようなことを日常生活の中で心がけることによって行えます。まずは正しい姿勢です。骨盤が歪む原因になりやすいのが、体の片方だけに重心を寄せることです。例えば荷物をいつも同じ肩にかけたり、同じ手で持ったりすることです。また、足を組むことも片側の足だけに負担がかかりやすいので適度に組み替えるか、組まないようにしましょう。椅子に座る時も膝の位置を腰より低くしたり、深く腰をかけ、背筋を伸ばすようにしましょう。立っている時も片方の足に体重が偏らないようにし、背筋や首を真っ直ぐに伸ばしましょう。また、長い時間同じ姿勢にならないように心がけることも大切です。更に寝る時も柔らかすぎるマットレスで寝ていると、重心が一点に集中してしまい、寝返りを自然に打ちにくくなるので、やや硬めのものを選ぶようにするのがおすすめです。